【症例】【嘔吐反射の強い患者様の為の口腔内スキャナーを使用した印象採得】
こんにちは、柏・南柏の歯医者、ウィズ歯科クリニックの佐藤です。
今回は以前ご紹介した嘔吐反射の強い患者様に、静脈内鎮静法を用いてインプラントの上部構造の印象を行いましたので更にご紹介したいと思います。(以前、紹介したブログのリンク)
https://www.with-dc.com/info/post-1068/
今回もサージカルガイドを作製した時と同じように今年の初めに日本で発売されたばかりの光学印象を行える機器、口腔内スキャナー(トリオス4)を使用し印象を行いました。
印象の手順はまず上顎・下顎のスキャンを行います。その後、インプラントを埋入した部分のデータをくり抜き、スキャンボディと呼ばれるピーク材でできた材料をインプラント体にネジ止めし、再度スキャニングを行いました。
ピークとはポリエーテルケトン樹脂のことでスーパーエンジニアリングプラスチックという材料です。ケトンという化合物が入っている為、耐熱性と耐薬品性が優れています。
上下の印象とスキャンボディを入れての印象なので前回のサージカルガイドの印象より手順が多く、その分時間はかかりますが、今回の患者様のように嘔吐反射が出て従来の印象法が使えない患者様にも休憩をはさみながら無理なく印象採得ができます。
印象採得した後は歯冠部の色を決め、ヒーリングキャップをインプラントに付けて終了となります。光学印象では石膏模型を作る工程がなくデータを技工士さんに渡し、そのデータをもとにミリングマシーンで削り出して作製するためヒューマンエラーが少なくなることも利点の一つです。まだ導入している歯科医院は少ないですが、これから光学印象はさらに発展していきます。
これからも歯科医療の新技術に目を向けて患者様の負担を少しでも減らせるよう知識と技術の研鑽に努め、施設の設備も充実させたいと思います。
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