【症例】【新しい器材導入と2日連続のインプラント治療を行いました。】
こんにちは、柏・南柏の歯医者、ウィズ歯科クリニックの歯科医師の佐藤です。
最近、インプラント治療をご希望される患者様が増えてきている様に感じます。そういった多数の患者様のニーズにお応えできるよう当院では小澤をはじめ、手島、山口、そして私佐藤の4名体制でインプラント治療にあたっております。
また、当院では最新の器材を取り入れることにより多種多様なニーズに対応しております。
そこで今回は当院の新しい器材とそれを用いた症例についてご紹介したいと思います。
当院ではインプラント治療を行うときに再治療となることを避けるために安心・安全を心掛けて無理なインプラント埋入は行いません。今回使用した「オステル」という新しい器材はインプラント体の骨内安定性を非侵襲的に数値(ISQ値)として評価できる装置です。これをインプラント埋入時に使用することによりその後の治療期間を科学的に決定することができます。
それではまず1つ目の症例をご紹介します。歯茎が腫れたとのことで来院され、レントゲン写真により左下の歯の根が垂直的に破折しておりました。
保存不可能な状態であったため患者様に欠損補綴としてBr・インプラント・入れ歯について説明したところ、長期的に予後が良く、再治療の可能性が少ないもので治療したいとご希望されたのでインプラント治療を行う事になりました。抜歯後3ヶ月待ち、CTによる精密検査を行ったところ増骨手術を行わなくても十分に骨量があることが確認できました。
インプラントの1次オペはサージカルガイドを用いて歯茎を切らないフラップレスインプラントで行いました。埋入時に「オステル」でISQ値を調べたところ75という高い数値が確認できました。この数値は埋入したインプラントの高い安定性を示します。術後1週間後の消毒時にお痛みについてお聞きしたところ次の日までは痛み止めを飲んだけれど今は違和感もないというお言葉をいただきました。
定期的に状態を確認すると共に骨内安定性を観察し、3ヶ月後にアバットメントと上部構造の印象を行う予定です。
2つ目の症例は元々右下の奥歯を抜歯しましたが、新型コロナ蔓延の影響もあり1年ほどそのまま放置していた症例です。
この患者様はインプラント治療を希望して来院されたのでまずCTを撮影し精密検査を行いました。検査結果から十分な骨量が確認できたのでサージカルガイドを用いて歯茎を切らない・腫れや痛みの出にくいフラップレスインプラント法を説明し承諾を得ました。
すでに抜歯してから抜歯窩は完治していたため、すぐにサージカルガイドの作成に取り掛かりました。1次オペは予定通りに進行し、埋入時に「オステル」でISQ値を調べたところ、83という高い数値が確認できました。これによりインプラントの高い安定性が見込まれます。術後1週間後の消毒時にお痛みについてお聞きすると痛みはなかったので痛み止めは服用しなかったと仰っていました。
これからも安心・安全の治療を提供できるよう日々知識や技術の研鑽に努め、施設の設備も強化して参りたいと思います。
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