- TOP
- 新着情報 一覧
- 勉強会・研修レポート
- 認定歯科衛生士が教えるTBI基礎講座
認定歯科衛生士が教えるTBI基礎講座
こんにちは。
柏イオンモール向かいウィズ歯科クリニック歯科衛生士の須田です。
先日オンラインセミナーを受けたので今日はそのお話をしていこうと思います♪
皆さんは毎日の歯ブラシでどれだけきちんと磨けているでしょうか?
普段からきれいに磨いているつもりでもどこが磨けているかわかりませんよね!
そこで今日は染め出し液について紹介したいと思います。
【歯垢(プラーク)】
プラークは歯と同系色の為自分では気が付きにくいです。
染め出し液を使う事で色素を使い歯垢を染めて見えやすくし、歯磨きにより綺麗に落とせたかどうかチェックできます。
なぜ染まるのでしょうか。
歯垢の中のタンパク質と多糖質に結合して染まり、色素でそれぞれを染色して分かりやすくします。
染め出し液は口腔内で使用されるため、刺激の強いものや有害なものは用いられないとされています。
厚生労働省の示した染め出し剤の性質は
1、色調が目立ち染色度が強い
2、自然に脱色する
3、味が悪くない
4、顔や衣服を汚さない
5、粘膜を刺激しない
6、防腐あるいは殺菌性がある
7、発癌性がない
と示されています。
歯垢の染め出し剤に用いられている色素は、赤色3号、赤色104号、赤色105号、青色1号です。赤色はピンク色に近い紅色に着色できるのが特徴で私たちの身近なものだとかまぼこ、漬物、菓子類に使われています。
青色は菓子類、ジュースなどを青色に着色するために使用されています。カクテルのような透明感のある美しい青色になります。
んん?青?と思われましたよね!
そうなんです。
赤く染まる染色液だけでなく、青にも染まる染色液があります!新しい歯垢と古い歯垢とを別々の色で染色される2色性の染め出し剤です。
その日に食べたものが付着しているのか、それとも長い間に付着した汚れなのか判別でき、新しい歯垢は赤色に、古い歯垢は青色に染め分けられるんです!
このように見るとなにもついてないように見えますよね!
染め出ししてみると、このように染め出されます。
皆さんは歯と歯の間は磨けていますか?
実は磨き残しが多く出るところが歯と歯の間です!
患者様に歯と歯の間は何かされてますか?と質問した際に
「何も使ってない」や「1週間に1回程度」とお答えする方が多いです。
それで本当に自分のお口の中を守れてるのでしょうか?
面倒くさくて…
忙しくてする時間がない…
なかには、ちゃんとメンテナンスに通ってるから大丈夫だろう!
と思われてる方もいらっしゃると思います。
歯ブラシのみでは全体の約68%程度しか落ちていないんです。
フロスを併用すると約86%、さらに歯間ブラシで約95%落とすことが出来ます。
なぜかというと、奥の大臼歯は歯と歯の間の接触する面積が広いからです。
私達歯科衛生士はメンテナンスでしか見ることが出来ません。
しかし汚れは毎日付きます。食事すれば必ず付きます。
どんなに歯ブラシで長い時間をかけて磨いても、歯と歯の間にプラークが残っていたら歯周病は進んでしまいます。それではすごくもったいないですよね。
1日に1回はフロスや歯間ブラシを必ず使うようにしましょう!
染め出し液は歯医者さんだけでなくご家庭で日常でも使ってみてください。磨くという意識が変わってくると思います。
私自身TBIセミナーを受けて改めて患者さんの接し方や今までの私自身のやり方を見直すきっかけになりました。
染め出し液を使うことによって磨くという意識が変わってくると思います。ぜひご家庭で日常でも使ってみてください!
患者さんの意識を変えて、患者さん自身が自分で歯を守れるように私もサポートしていけるように頑張っていきたいと思います。
04-7145-0002
『一般歯科』『小児歯科』『口腔外科』『親知らずの抜歯』『矯正歯科』『審美』『歯周病治療』『口臭治療』『入れ歯』『歯の痛み』『無痛治療』『ホワイトニング』『インプラント』『フラップレスインプラント』『セラミック治療』『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』『口コミ、評判』『分かりやすい説明』