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臨床審美歯科~ホワイトニングからオールセラミッククラウン実習コース~
こんにちは。
ウィズ歯科クリニックの歯科医師の佐藤です。
先日、小澤先生と共に1月・2月と参加していた臨床審美歯科~ホワイトニングからオールセラミッククラウン実習コース~が修了しました。
このセミナーは去年参加した、オーラルリハビリテーションというセミナーのアドバンスコースで、講師は前回に引き続き大阪を中心に全国で御活躍されている南 清和先生のセミナーです。
内容は前回の復習とより審美的な治療を患者さんに提供できるようになるための実習セミナーでした。
今回のセミナーで学んだ1番重要なこと。それは審美とは患者さんが喜び、満足する美しさを獲得する。ということです。これを満たす為に必要なことは以下の3つになります。
1修復物の存在が天然歯と区別のつかない自然観をもった状態
2健康を回復し、より美しく全体の調和がとれた状態に導くこと
3生物学的、構造的、機能的に満足でき、かつ永続性を持たせなければならない
今回は歯を欠損した症例だけではなく、正中離開(すきっぱ)やガミースマイルの治療法についても勉強し、実習を行うことができました。
正中離開の治療法は今まではダイレクトボンディングか矯正治療またはクラウンによる被覆という治療法を勧めていましたが、さらにラミネートべニアという治療法も選択肢として提供できるようになりました。
ガミースマイルは原因が色々あり、筋肉の過緊張の場合は適応とはならないのですが、歯冠長延長術という歯周外科手術(クラウンレングス)を併用することにより審美性の回復が可能です。
インプラントやオールセラミックスのブリッジを用いた、歯を欠損した症例においてはより自然にみえる歯肉の作り方を学んできました。特に前歯部においては自然観を出すためにとても大事な治療法を実習できました。
また、すでに様々な患者さんに提供しているセラミックインレーやクラウンの形成実習もあり、さらに接着システムもおさらいできたのでとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今回のセミナーの内容はセラミックを使用した保険外治療が中心でした。セラミックには適合性に優れている。天然歯と見分けがつかない。金属アレルギーがない。変色しない。といった利点があります。
保険で使われる金属(パラジウム)は物を噛むのには問題はありませんが非金属のため、金属アレルギーが発現しやすく、また適合性に欠けているため、2次虫歯になりやすいです。
前歯部に使用されるレジン前装冠も裏打ちは同じ金属です。さらにレジンとはプラスチックなので唾液を吸収し、口臭の原因になります。
これからはさらに材質のこともしっかり説明し、より良い選択をしていただくように頑張っていきます。
これからもより一層勉学に励み、日々精進していきたいと思います。
技術・接遇の追求
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