『豆知識』補助清掃用具について
こんにちは!
ウィズ歯科クリニックの本吉です(*^_^*)
今回は歯ブラシ以外の清掃用具についてのお話です☆
口腔清掃には歯ブラシにプラスして使う、“補助清掃用具”というものがあります。
歯ブラシでどんなに丁寧に磨いたとしても歯ブラシでは届かないところに磨き残しができるとされています。
歯ブラシだけだと、なんと……
50~70%しか汚れが除去できないそうです!!
補助清掃用具を併用することで汚れの除去率は80~90%に上がるとされています☆
これはもう使うしかないですね!笑
一番に、歯ブラシとともに使ったほうがよいとされているのは“歯磨き粉”です。
最近は情報化社会で使用反対派もいるそうですが、私は勉強した上で、使用したほうがいいと思っています。
何より爽快感がありますよね☆
爽快感があるせいで“磨けていないのに磨けた感がある”という欠点もありますが…
一緒に使用することで効果的にお口の中を清掃し、清潔かつ、健康に保つ効果があり、それによって歯科疾患の予防的効果を示します。
歯磨き粉は、
・化粧品
・医薬部外品
に分けられています。
★化粧品歯磨剤
基本成分のみでできているもの
★医薬部外品歯磨剤
基本成分に薬用成分が加えられたもの
《基本成分》
・研磨剤:着色や汚れを落とします
・湿潤剤:湿り気をだします
・発砲成分:お口の中に広がりをもたせます
・粘結剤:粘り気を出します
・香味剤
・保存料
が入っています。
《薬用成分》
歯磨き粉により異なりますが、
・虫歯予防
・歯肉炎予防
・歯周病予防
・プラークを分解するもの・歯石の沈着予防
・知覚過敏抑制剤
・タバコのヤニ除去
など、様々なものがあります。
それぞれ個人に合わせて歯磨き粉を選ぶのがよいでしょう。
また薬用効果を持続させるためにうがいは少量の水で1,2回程度にとどめましょう。
1~2時間は飲食をしないのが望ましいです。
また使用量は歯ブラシの毛の3分の1ぐらいがよいとされています。
他には洗口液があります。
《洗口液》
・原液でそのまま使えるもの
・薄めて使う希釈タイプ
があります。
洗口液には口臭予防や薬用成分の効果があり、歯磨き粉と大きく違うのは口に含んでうがいをするだけで使用後は水でうがいをしないことです。
10~20mlを口に含んだら20~30秒間ぶくぶくしていただいて、終わりになります。
歯磨きをしたあとに使用するとより効果的です。
そして歯ブラシでは除去できないプラークを落とすのに効果的とされているデンタルフロス。
《デンタルフロス》
・ワックスタイプ
・ワックスがないアンワックスタイプ
・ブリッジ部に使用するスーパーフロス
などがあります。
基本的な使用方法は指に巻きつける方法とフロスをわっか状にして行うサークル法があります。
★指巻き法
指先からひじまでの長さに切り、左中指に1、2回巻き、右中指に多くを巻きつけ、人差し指か親指でおさえて、のこぎりをひくように挿入します。
ぐいぐいやって歯肉を傷つけないようにしましょう。
挿入したら上下左右歯面にそわせるように動かし、歯肉こうにもいれます。
また一度使用したフロスは挿入場所を徐々に変えていくか、水で流して汚れがついていない状態にして挿入しましょう。
フロスは使い捨てになります。
サークル法は一般的でないので説明を省きます。
他に歯ブラシで除去できないプラークを落とすのに効果的なのは“歯間ブラシ”です。
こちらはワイヤーにナイロン毛をつけた小さな歯ブラシで、歯と歯の隙間に入れて清掃するものです。
ホルダーはストレートタイプと曲がっているアングルタイプがあります。
前歯はストレートが使いやすいですが、奥歯や全部位に使用しやすいアングルタイプがおすすめです。
またサイズはメーカーにもよりますが
・4S
・3S
・SS
・S
・M
・L
・LL
の7段階あります。
ぶかぶかすぎても清掃効果が低いですし、きつすぎでも歯肉を痛めてしまうので個人に合わせたサイズを選んでください。
LLサイズはとても太いので歯と歯の隙間にいれるというよりも一番奥の届きにくい歯の後ろや、一本だけ孤立している歯に使用してください。
歯間ブラシはインプラントやブリッジ、矯正装置をしている方は使用したほうがよいでしょう。
使用方法はまずペンのようにお持ちいただき、どこかに固定をおきながら歯と歯の隙間に挿入します。
このとき歯肉にあたらないように少し上斜めに挿入し、上下左右前後に動かします。
また外側から入れたら内側からも入れるようにしてください。
使用した後は歯ブラシと同様に水で洗い流してから風通しのよいところで保管してください。
歯間ブラシは使い捨てではなく、毛がぱさぱさになってきたり、ワイヤーがだめになってしまったら交換してください。
他には“タフトブラシ”があります。
こちらはプラスチック製の柄に小さな歯ブラシをつけたものです。
毛束の形態や毛の長さ、硬さには様々な種類が多く、個人に合わせたものをお選びいただけます。
こちらも歯と歯の隙間やインプラントや矯正装置部位、歯列不正の方など歯ブラシでは届かない細かいところに使用していきます。
タフトブラシもペンのようにお持ちいただき、やさしくなでるように動かします。
椅子に座って行うときは肘をついて行ってください。
保管や使用期間は歯ブラシと同様です。
さらに“舌ブラシ”。
舌の汚れは舌苔といって、口臭の原因になります!
個人的には舌ブラシを別に購入するよりは、歯ブラシで代用したほうが面倒にならずいいかなとは思っています。
舌を掃除するときは必ず、
後ろから前、後ろから前↓↓↓
と動かしてください。
上下に動かすのは効果が薄れます。
やりすぎると舌を痛めてしまうので要注意!
歯ブラシ後に軽くさっさっと磨いてあげるだけで綺麗な舌を保つことができますよ(*^o^*)
あとは清掃用具ではありませんが、口腔内が乾燥しがちなご高齢の方におすすめな“スポンジブラシ”と“湿潤剤”。
乾燥はお口の中を痛めたり、味をわからなくしたり、嚥下困難、細菌増殖など悪いことばかり…
口腔内をよりよい状態に保つためにもこういった商品を利用してみてくださいね。
また、唾液を促すためによく噛んだり、唾液腺マッサージを行ってもいいですよね。
詳しくはスタッフにお聞きください。
他にもいろんなものがあります。
是非みなさんもいろんなものを利用して、よりよい口腔内を目指してください*
『歯の痛み』はもちろんのこと『ホワイトニング』『インプラント』から『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』など、先端治療と快適な医院空間で幅広い年代層の方に満足していただける医院を創ります。
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