【症例】進行した虫歯治療
こんばんは!
イオンモール柏の国道6号線向かいに7月開院予定のウィズ歯科クリニック院長の小澤勇介です。
今日はかなり進行してしまった虫歯(カリエス)治療についてです。
前医院にて歯を数本抜いて入れ歯にしましょうと言われたそうですが、少しでも自分の歯を残したいと紹介にて来院された患者様です。
左上の歯(写真向かって右側)はほとんど歯が溶けてしまっていて、奥から3番目に関しては歯肉に完全に埋まってしまっています。
このままでは人工の歯をかぶせることができないので、虫歯を取って健康な歯を出さなければなりません。
しかし虫歯をすべて取ると歯がなくなって歯肉に埋まってしまいます。
そこでまず前歯に関しては虫歯を取りながら、部分的な矯正(MTM)となりますが、ワイヤーとゴムにて歯を引っ張ってきます(エクストルージョン)。
次に奥歯は数年咬んでいない状態だったので骨と一緒に挺出してしまっています(歯は咬んでいないと当たる所まで動いてきてしまいます)。
そのため歯冠長延長術(クラウンレングスニング)といって外科的処置になりますが、挺出した分の骨を削って歯茎のラインをそろえるのと同時に、健康な歯を出していきます。
術前レントゲンがゆがんでいるのでかなりオーバーに見えていますが、挺出していた歯のラインが改善されています。
この時、一緒に奥から3番目の歯は完全に埋まっていたものを一度抜いて頭を出して再植しました。
その後歯肉の治癒を待って、かみ合わせを仮歯で安定させてから最終的なかぶせものを入れました。
上に関してはすべての歯が保存でき、入れ歯を回避することができました。
初めに治療内容、計画等細かく練って進めていくので1年もかからずに治療は完了しました。
外科的なものを受け入れられない患者様もいらっしゃるので、その場合はまた別の簡易的な方法でアプローチしていきます。
また別の機会にアップしますね。
抜歯か保存か、その判断は術者の知識、技量に大きく左右されます。
当院ではセカンドオピニオンも受付いたしますので、抜歯と言われてもあきらめきれない方はお気軽にご相談ください。
ウィズ歯科クリニックでは様々な技術を併用しながら、歯の保存に全力をそそぎます!
『ホワイトニング』『インプラント』から『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』など、先端治療と快適な医院空間で幅広い年代層の方に満足していただける医院を創ります。
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