レントゲン読み方セミナー

こんにちは!イオンモール柏の国道6号線向かいの歯医者ウィズ歯科クリニック歯科衛生士の金杉です。

 
先日レントゲンの読み方セミナーに参加してきました。1年に1回しか実施していないセミナーなので3年越しに行く事が出来ました!
 
レントゲン撮影で何が分かるのか?
歯科ではパノラマ、デンタル、CTという3種類のレントゲンがあります。
パノラマとはお口全体を写し出す事が出来るのもです。初診時には必ず撮らさせていただくもので歯の本数や親知らずの有無などを確認します。お子様の永久歯の本数確認の際も撮ることがあります。
デンタルとは見たい部分を拡大して撮影する事が出来ます。先程のパノラマと違って見たい部分のみの撮影をするのでより正確に診断が出来ます。CTとは親知らずを抜く際の神経の位置関係、インプラントをする際の骨の確認などが出来ます。
 
レントゲンを撮影したらまず歯根膜腔を見ていきます。歯根膜腔とは歯根膜が存在する部分で、レントゲン写真上では歯根と歯槽硬線の間の線上の透過像として認められます。
特徴として歯周病や咬合性外傷によって拡大・消失します。年齢や骨の厚みなども一緒に考えていくと原因が更に分かったりします。
 
デンタル撮影で一番使うのが隣接面の虫歯確認です。歯と歯の間は肉眼だけではどうしても見ることが出来ないのでレントゲン撮影をし確認します。隣接面にある虫歯は両隣も治療しなければいけなくなってしまうので早期発見、早期治療をする為に撮らさせていただく事が多いです。
また、神経の処置をしている場所は根の先で感染を起こしている場合があります。頬側におできのようなものが出来ている場合もデンタル撮影をして確認します。根の先も肉眼では見る事が出来ないので症状がなくても撮る場合が多いです。
 
近年歯ぎしり、食いしばりをしている方が多くいらっしゃいます。歯が痛いと来院された方でレントゲン撮影をすると歯ぎしりが原因で歯が折れている、ヒビが入っている時があります。これを咬合性外傷と言います。これは初見ではなかなか分からないのでレントゲン撮影で知る事が出来ます。
 
私たち歯科衛生士が一番患者様と接している場面は定期検診ですがその際歯周病の進行具合を確認しています。1年に1回歯周病検査はしますが骨の確認は肉眼では出来ないのでパノラマ撮影を行いチェックしています。1部分だけ退縮してしまっていたりする場所があれば外科的治療をしたりします。
 
今回のセミナーを受けて普段見えないところまでしっかり読み解けるレントゲンの必要性をさらに実感しました。肉眼で見えている部分で解決出来ないものをレントゲンで撮るとそこに原因があったりするのでこれからも活用し患者様の疑問や不安を取り除いていければなと思います。また、定期検診では2年に1度新しいレントゲン撮影を推奨しております歯周病の進行具合や治療した箇所の二次虫歯の発見も出来るので歯科衛生士から勧められた際はお撮りいだだけるとありがたいです。
 
これからも患者様のお口を守るために日々精進して参ります!何か疑問等があればお気軽にスタッフにご相談下さい!
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