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【症例】【左右サイナスリフト後にインプラント治療を行った症例】

千葉県柏市にあるイオンモール柏の国道6号線向かいの歯医者、ウィズ歯科クリニックの歯科医師小澤です。  

 

「骨がないためインプラント治療は出来ません」

 

このように言われて自分はインプラントは出来ないと諦めてしまう方もいれば、インターネットなどで調べてセカンドオピニオンを求めて来院される方もいらっしゃいます。

 

以前セミナーで著名な先生が言っていたのが

 

「骨がないためインプラント治療は出来ません」

ではなく

「骨がないため私にはインプラント治療は出来ません」

と歯科医師が正確に情報を伝えないと患者様に不利益になると言っていたのを思い出しました。

 

本当にその通りで、この患者様もまだ30代と若いのですが、奥歯をほとんど失った状態で食事が出来ないという事で来院されました。

 

 

前医にて義歯を制作したが気持ち悪くて使えないし年齢的に受け入れられなかったが、インプラントは骨がないため不可能と言われてしまったそうです。

 

知人に当院でインプラント治療を行った患者様がいて、その方に紹介され来院されました。

 

上顎の臼歯部ですがレントゲンを見るとかなり骨の厚みが薄くなってしまっていますが、このままインプラントを埋入すると上顎洞へ突き抜けてしまいます。

 

そのため前医にてインプラント治療は不可能と診断されたのです。

 

しかしここに骨造成処置を行えばインプラント治療は可能となります。

 

そこで今回はサイナスリフト(上顎洞底挙上術)を行い、数本のインプラントにて臼歯部のかみ合わせを回復することにしました。

 

サイナスリフト後のレントゲン写真を見て、白くなっているところが骨補填材を填入したところです。

 

 

この後半年ほど置いてから骨が固まったところでインプラント埋入を行い、その後待時期間を経てからかぶせ物を装着しました。

 

人生100年時代、もしこの30代の患者様が前医の診断にて諦めてしまっていたら、70年間毎日義歯で過ごさなければなりません。

 

しかも義歯の負担能力は天然歯の20%ほどと言われていて、これだけ奥歯が無くなってしまった状態だと前歯への負担も大きく、数年で次々とダメになってしまことが予測されます。

 

いわゆる口腔内のドミノ倒しと言われるもので、1本の歯を失うことで他の歯への負担が増加し、ドミノ倒しのように次々と他の歯がダメになっていってしまいます。

 

今後の患者様の長い人生において、日常生活での快適さや心身両面での健康を考えた時に、インプラント治療を行えたことはQOL(クオリティオブライフ)の向上に大きな影響を与えたのではないかと思います。

 

 

患者様も以前のようにしっかりとご自分の歯のように咬めるようになった日はとても感動してくださっていました。

 

今後は治療したところやお口の中全体をしっかりとメンテナンスし、いつまでもしっかりと咬める状態を維持していければと思います。

 

このようなケースでのセカンドオピニオンも多く、インプラント無料相談も随時受け付けておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

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