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【症例】【ロケーターを用いてリカバリーしたインプラントオーバーデンチャーの症例】

こんにちは!

ウィズ歯科クリニックの手島です。

 

先日、ロケーターデンチャーというインプラント固定式の入れ歯を作成しましたのでその症例を紹介します!

 

患者様は他院で下顎のインプラントオーバーデンチャーを作成され、短期間使用されましたが、奥歯で噛んだ際に沈み込むことに違和感を感じ、当院に受診された方です。

 

 

他院で作成された入れ歯は下の写真のように、バーアタッチメント式のインプラントオーバーデンチャーというものでした。インプラント同士を金属のバーで連結し、そこに入れ歯を固定するというもので入れ歯の作成の際の設計としてはよく選択されていた方法です。

 

バーの部分は外してしまっている状態の写真ですが、患者様が当院に受診された際、入れ歯の下のバーアタッチメントの設計は4本分が繋がれたものではなく、前方の2本のインプラント間にのみバーが付けられている状態でした。

 

奥歯で噛んだ際に沈み込む原因は、バーが前方のみで設計されているためたわみがでてしまっていると判断し、ロケーターアタッチメントに設計を変えることとなりました。

ロケーターデンチャーとは下の写真のように、インプラントにつけたゴムの力で入れ歯を固定する方法です。通常の入れ歯と比べ維持する力が強く、食事の際に入れ歯が動いて食べずらいということがなくなります!また、バーアタッチメントと比べ、少ない本数のインプラントでもたわみを少なくすることが可能です。

 

一般的な入れ歯は上の写真の矢印部(ゴム)がなく、タコの足のように歯茎にピッタリ吸着することによって維持しています。そのため食事の際に力がかかることによって動きやすかったり、その人の歯茎の形によっては吸着が難しい場合もあります。

 

 

食事中に入れ歯が動いて食べずらい。

食べ物が入れ歯の下に入り痛くなる。

 

ということが起こります。

 

 

 

また、噛む力も通常の入れ歯の場合は天然歯の約1/5程度と言われています。そのため、硬い物を噛み切るという行為は難しため、どうしても天然歯の方と比べ食べられるものに制限が出てしまいます。

というのも、入れ歯を支えているのは歯茎であり、天然歯のように骨で支えている状態じゃないからです。

また、歯茎で支えているという特性上、長年使っているうちに歯茎の形が変わってくると合わなくなってきて歯茎が痛くなってきたりといったトラブルも起きやすくなっています。

 

 

 

ロケーターデンチャーの場合、入れ歯が外れようとする力に対してはゴムの力で抵抗し、噛む力も歯茎ではなく主にインプラントで支えられるため食事中の快適性が大幅に向上します。

 

現在、通常の入れ歯を使っている方で

 

・入れ歯外れやすい

・硬い物が食べたいのに噛めない

・天然の歯の時のように食事を楽しみたい

 

と悩まれている方におすすめしております。

興味のある方は是非当院でご相談下さい。

 

 

 

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