当院での下顎のインプラント手術の安全性について (CTによる精査)
こんにちは!イオンモール柏の向かいにございます、ウィズ歯科クリニックでございます。
安全にインプラント手術を行うために事前の精密検査は非常に重要です。
事前に準備しておくことで安全でスムーズなインプラント手術が可能です。
そこで今回はインプラントの安全性のために大切なことについて詳しくご紹介していきます。
下顎のインプラント手術で大切なこと
インプラント手術は骨にドリルで穴を開けてインプラントを埋入していきます。
下顎にドリルをする時に気を付けることは、骨の血管や神経を傷つけないようにそれらを避けてドリルをすることです。
下顎には大きな神経や血管があり、誤ってドリルが傷つけてしまうとしびれや麻痺の原因になることもあります。
そうならないように事前に精密検査をして準備をしていきます。
事前の準備と精密検査
インプラントの精密検査では、歯科用のレントゲンだけでなく、立体的にあごの骨を確認できるCT撮影をして、あごの神経の位置や血管の位置を確認、把握してその部分を避けて埋入できるインプラント位置を決定します。
また、インプラントの長さもこの時に決定して、骨が足りない場合には増骨手術を行います。
インプラントの埋入する位置が決まったらサージカルガイドを作製し使用することで感覚頼りのフリーハンドよりも精密な埋入を行えます。
サージカルガイドを使うことによって誰がやっても正しい位置、そして適切な角度や長さでドリリングが出来ます。
上顎のインプラントで大切なこと
【上顎のインプラントで大切なこと】
下顎ほど危険な神経や血管はないものの上顎のインプラントをする際にも上顎洞という空洞があるので、その部分までドリルで削らないようにすることが大切です。
この場合にもCT撮影をしてインプラントの埋入位置や長さを事前に確認してサージカルガイドでドリルすることで防ぐことができます。
安全にインプラントをするために
その他、安全にインプラントを行うためにはドリルで骨を削る際に骨がやけどしてしまわない様に十分な量の注水を行います。
ドリルの注水が不十分だと、骨が熱を持ってしまい、ひどい状態だと骨がやけどした状態になります。
そのような状態になると骨の組織が壊死してしまってインプラントが骨と結合できず痛みも出てきます。
骨やけどはまれなケースですが、十分な注水と骨が硬い場合にはゆっくりドリルすることなどで対処ができます。