~オールオンフォー治療の最前線~ 銀座 マロ・デンタル&メディカル東京マロクリニックへのセミナーへ参加
こんにちは。イオンモール柏向かいにございますウィズ歯科クリニック理事長の小澤です。
先日私は歯科医療の最前線を学ぶため、マロ・デンタル&メディカル東京マロクリニックを訪れました。
こちらでは、ポルトガルのパウロ・マロ先生(Dr. Paulo Malo)によって考案された革新的な「オールオンフォー」治療法に焦点を当てたセミナーが開催されていました。
今回はそのセミナーに参加したお話をさせていただきます。
始めにオールオンフォー治療とは何か?ご存じでない方もいらっしゃると思いますので簡単にご説明させていただきます。
オールオンフォー治療とは、4本のインプラントで12本の歯を支える手術方法です。この技術は従来のインプラント治療に比べて、より少ないインプラント数で全顎の歯を復元することができます。
しかしこれらの治療には日々の知識と技術のアップデートが欠かせません。今回のセミナーはオールオンフォーの知識・技術を磨くため参加しました。
セミナーは2日間に渡り以下のような内容で構成されていました。
まず1日目です。
午前中は実際のオペレーションの見学。どのような器具が使用されどのようにオペレーションが進行するかを学びました。
午後の講義では審美的かつ機能的な治療計画の立て方、インプラントの埋入位置、全身疾患や血液検査から読み取れる全身の状態について学びました。
またもし、インプラント埋入がうまくいかなかった場合のリカバリー方法についても学びました。
次に2日目です。
午前中は上下のオールオンフォー埋入の実習を行い実技の練習をしました。
午後には講義を受けました。この講義ではオールオンフォーの術式やランドマーク、麻酔薬の選択、オペ器具の説明、補綴物の作成に関する技工士の視点など様々なアプローチからの講義内容でした。
さらに衛生士からもインプラント後のブラッシング方法や歯ブラシの選択についての指導がありました。
休憩がほとんどないタイトなスケジュールでしたが、それだけに学びの密度は高く非常に充実した二日間でした。新しいテクニックや器具の使用法、診査診断で重要なポイントなどすぐに実践に活かせる知識を豊富に学ぶ事が出来ました。
余談ではありますが参加者に提供されたお弁当がとても美味しく、緊張感のある学びの場にもほっとするひと時がありました。
このセミナーを通じてオールオンフォー治療の深い理解を得ることができました。特に実際の現場においてすぐに活かせる知識を得られた事が非常に良かったと思います。
そしてこのような高度なセミナーが東京で開催されることは、日本の歯科医療のレベルがますます向上していることの証しとも言えます。
特にインプラント治療における様々な状況下での対処法や、患者様一人一人に合った治療計画の立て方などは直接的に患者さんの満足度を高めることに繋がります。
今後さらに患者さんに提供する情報の質を高めより良い治療をサポートするためにも、このセミナーで学んだ内容を活用していきたいと考えています。
最後までお読みくださりありがとうございました!