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日本口腔インプラント学会認定講習会を受けて来ました

こんにちは。イオンモール柏向かいにございます、ウィズ歯科クリニック歯科医師の長谷川です。

私は4月〜11月に渡って行われている日本口腔インプラント学会認定講習会を受講しており、講習の前半が終了致しましたのでご報告します。

この講習は日本インプラント臨床研究会の施設長 田中譲治先生を中心にインプラント治療の基本手技や注意事項、アドバンスな欠損補綴について学ぶものでした。

4月は症例発表に必要なケースプレゼンテーション、インプラント治療に関わる解剖学的な知識、病理病態学の講義でした。

ケースプレゼンテーションに必要なパノラマレントゲン写真、口腔内写真、デンタルエックス線写真10枚法の注意事項や撮影方法を教えていただき、相互実習では口腔内写真をペアを組んだ先生と撮影し合いました。

ミラーを使って側方面観を撮る際ミラーが歯肉に触れると痛みが出ることがあるため、頬粘膜をうまく排除し、撮影対象の歯からミラーを適切に離す必要があります。今まで側方面観はミラーを使用せずに撮影していましたが、最後の臼歯まで映らないことが多かったため、今後はミラーを使った撮影を行う様にしたいと思います。

ただし口腔内撮影は患者様にとって少し苦しい時間となるため、なるべく迅速に撮影することを心掛ける必要があります。

解剖学的な知識の講義では外科手術で注意すべき動脈や神経の走行について学び、さらに実際の患者さんの写真を用いて、よりリアルな血管や神経の走行について詳しく教わり、実習では模型の頭蓋骨を使って筋肉の付着点や位置関係を探求し、口を開ける筋肉と閉じる筋肉の動かし方を三次元的に考える機会もありました。

5月の講義ではストローマンインプラントの埋入の実習を主に行いました。

ストローマンインプラントは当院でも扱っており、世界的にもシェアが高いメーカーです。

私はまだ患者さんへのインプラント治療を行ったことがないため、模型を使った実習は臨床のイメージが湧きやすく非常に役立ちましたし、密度や硬さが異なる模型での埋入実習では骨の密度や硬さを事前にCTやレントゲンで把握することの重要性を実感しました。

6月の講義では主に歯周治療の基本的手技や歯肉への切開・剥離の実習で、歯肉の切開や剥離はインプラント治療だけでなく歯周外科治療や外科的歯内療法、親知らずの抜歯にも広く用いられる基本技術です。また豚の模型を使ってメスの使い方や歯肉を骨から剥がす方法をご教授いただき、当院でも豚の顎骨を使った実習を行ったことがあり復習になりました。さらに引き続き多くの研鑽を積むことが必要だと感じた実習となりました。

7月の講義では保存不可能な歯に対する即時インプラント埋入(抜歯即時インプラント)について学び、これが自分にとって最も衝撃的な講義となりました。

従来のインプラント治療では抜歯後、歯肉の回復を待ってからインプラントを埋入していましたが、即時埋入では抜歯したその日にインプラントを埋入できるため、待機期間が短縮されます。この方法では、仮歯が同日に装着されることで、舌感や頬の感覚が元の歯と近い状態を保つことができ、違和感が少ないのが大きな利点です。

特に前歯は抜歯即時埋入が有効で、抜歯しても審美的な変化を最小限に抑えて治療できますし、患者様の身体の負担を軽減する事も可能です。

抜歯即時埋入とは https://www.with-dc.com/implant/immediate/

講習会前半はインプラントの基礎的な知識や技術について学びました。よく治療する外科手術にも応用できる話もありましたので、臨床でも活かせればと思います。

これからの後半のセミナーはよりアドバンスな内容になってくるため、日々の勉強を欠かさずに備えます。

千葉県柏市のウィズ歯科クリニックでは国際口腔インプラント学会(ISOI)認定医が四名在籍し、セカンドオピニオンや無料相談も受け付けおります。ご連絡をお待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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