【症例】サイナスリフト(上顎洞挙上術)左上6,7
こんにちは!
柏市の歯医者、ウィズ歯科クリニックです。
今日は、上顎のンプラント治療を行うに当たって、骨がなくインプラントを埋入できない場合に行うサイナスリフトについてお話しさせていただきます。
サイナスリフトとは上顎洞挙上術とも呼ばれているもので、口腔から上顎洞までの骨の厚みがほとんど無くなってしまっている場合に行う骨造成処置です。
この症例でも抜歯後にCTで計測したところ、1~3mmと骨の厚みがかなり薄くなってしまっています。
インプラント埋入と同時にサイナスリフトを行い、十分な骨の厚みを造る計画を立てました。
術式としては粘膜剥離後に、骨の側壁を開け、上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を上顎洞から慎重に剥離します。
そこにできたスペースに、骨造成剤と自家骨を混ぜたものを移植し、粘膜を閉じて終了となります。
通常ですと、このサイナスリフトを終えてから半年から1年ほど置き、骨がしっかりと固まってからインプラントを埋入します。
上顎の場合ですとインプラント埋入後さらに半年程待たなければならないので、治療が長期化してしまう面もあります。
今回はインプラントの初期固定がしっかりと取れそうでしたので、サイナスリフトと同時にインプラントの埋入まで行いました。
これにより治療期間を半分程に短縮することが出来ました。
今回のサイナスリフトは口腔外専門医に依頼をし、インプラント埋入まで行ってもらいました。
治療時間もスピーディーに行えたこともあって、今回の患者様はそれ程腫れや痛みが出ませんでしたが、通常ですとかなり腫れたり、それに伴う痛みが出やすい処置になります。
骨の厚みが5mm以上あり、インプラント埋入時の初期固定がしっかりと取れそうな場合には、サイナスリフトではなく、ソケットリフトという術式を選択します。
こちらはインプラント埋入窩より上顎洞へアプローチするため、サイナスリフトより侵襲が少なく、術後のダメージもそれほど出ません。
当院では個々の症例に合ったベストな治療法を、様々な治療オプションやチーム医療によって可能にしています。
他院でインプラントが出来ないと断られた方も、ぜひ一度ご相談ください。
インプラントの無料相談、診断も行っています。
柏市・南柏の歯医者 ウィズ歯科クリニック
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