『豆知識』食育~⑩母乳と虫歯の関係
こんにちは☆
イオンモール柏の国道6号線向かいの歯医者のウィズ歯科クリニックの間中です♪(^^♪
現在食育について、学んでおり、その中から少しずつですが食育についてお話し出来たらと思っています☆
食育~⑩母乳と虫歯の関係
母乳は虫歯になりやすくなるのか心配ですよね?(>_<)
授乳期のお子さんがいらっしゃるお母さんはとっても気になるところだと思います。
こんな実験がされていました。
乳歯を母乳の中に浸しておいて、虫歯になるかどうかを確認したものです。
…結果は、その乳歯は虫歯にはなりませんでした。
ではなぜ母乳が虫歯の原因と言われることがあるのでしょう。
虫歯は、歯の表面にいる虫歯菌が、食べ物に含まれる糖分をえさにして出す酸によって、歯が溶けて発生してしまいす。
糖分の中でも、白砂糖のような「ショ糖」を食べると虫歯菌は「デキストラン」というネバネバ物質を出し、歯の表面に酸をくっつけてはがれにくくしてしまいます。
酸が長時間歯にくっついているということは、歯がより一層溶けやすくなって、虫歯になりやすい状態になっています。
母乳には乳糖という糖分が含まれていますが、虫歯菌は乳糖を食べてもデキストランを出さないため歯に酸が長時間くっつくことがなく、虫歯になりにくくなるのです。
さらに母乳にはラクトフェリンという抗菌物質が含まれており、母乳そのものには虫歯予防の働きがあると言われています。
しかし、離乳食が始まり、食べ物やおやつからショ糖が口の中に入るようになると、虫歯菌は「デキストラン」を出すようになってしまうのです。
人工乳よりも母乳のほうが頻繁に飲むため、口の中が酸性になっている時間が長くなってしまいむし歯に繋がります。
母乳をダラダラ長く飲んでいると虫歯になりやすいといわれるのはこのためとなるのです。
母乳だけ:乳糖+虫歯菌 → 酸のみ産出(歯に酸がくっつかない)
食べ物 :砂糖+虫歯菌 → 酸&デキストラン(歯に酸がくっつく)
ポイントは、歯垢になります。
つまりは歯についた食べかすをキレイに取り除いてあげることに気をつければ大丈夫なのです。
子どもは夜間の授乳では、舌で上手に乳頭を丸め込んで母乳を上あごにくっつけた状態で口の中に溜めたまま飲み込まずに何時間でも眠ってしまいますよね。
歯垢と母乳に含まれる乳糖が反応することで虫歯を作ってしまいます。
ですので寝る前の歯磨きはとても重要です。
「母乳やめようかな」と心配になるお母さんもいるかもしれません。
でも、母乳を飲ませているからといって必ず虫歯になるわけではありませんので、虫歯予防には正しい食生活をし、しっかり歯磨きすることが大切になります。
そして、歯の定期健診も積極的に受けることも大切です。(*^^*)
『歯の痛み』はもちろんのこと『ホワイトニング』『インプラント』から『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』など、先端治療と快適な医院空間で幅広い年代層の方に満足していただける医院を創ります。
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