『豆知識』喫煙について
こんにちは!ウィズ歯科クリニックの本吉です(*^o^*)
今回はタバコについてです☆
気になった文献があったのでお話させていただきます(ゝω∂)
喫煙をすると、歯や歯肉が着色し、審美的な問題がでてきます。
ウィズでも着色汚れが気になる方が多くなり、お口のクリーニングや歯肉の色を綺麗にするガムピーリングの希望者がぐんと増えてきましたo(^o^)o
喫煙をすれば口臭も減少しますし、食べ物の味もおいしく感じることができます(^o^)
そういったこともあってか、最近ではどこに行っても禁煙禁煙…
喫煙者の知り合いはタバコを吸う場所を探すことすら苦労しています。
しかし、それでもまだまだ需要はありますよね。
たばこに含まれるニコチンやタールなどの化学物質は喫煙者本人にはもちろん、喫煙する意思のない周囲の人にも影響を及ぼします。
肺がんを代表とする呼吸器疾患、循環器疾患、消化器疾患など全身疾患から口腔に留まった局所的な疾患にも関係が深いとされています。
歯科業界では特に禁煙を勧めています。
一番の理由は、歯科の二大疾患である、歯周病に悪影響を与えるとされているからです!
しかし、、、
喫煙は歯周病のリスクが高くなるものの、歯周病の一番の原因とされているのは“細菌”です。
では、、、
喫煙をしていても“徹底的なプラークコントロール=細菌の排除”ができていれば歯周病の進行が防げるのでしょうか??
口腔内の環境が一番良好とされている歯科衛生士を対象とした、歯周病の進行と喫煙との関連を調べた研究があるのでご紹介させていただきます。
矛盾な点などもございますので、ほんまでっか?!な気持ちで聞いてください(^∇^)
1987年にスウェーデンの歯科衛生士会に所属している歯科衛生士を対象に喫煙習慣と歯槽骨レベル(歯肉退縮量)の相関を調べました。
(歯周病とは骨の病気とも言われています)
結果は喫煙者と非喫煙者の骨喪失量には統計的に有意さがみられました。
また年齢を重ねるごとに喫煙者と非喫煙者の骨喪失の量の差は広がっていきました。
なお、歯石の有無とプラーク状況には相関がみられなかったので同じ口腔状態でも喫煙をしているという要因だけで骨喪失量に差が生まれたのです。
つまり、タバコを吸っていたらどんなに口腔内を綺麗にしていても、吸っていない人に比べると歯周病のリスクが高くなるのですっ!!!
それに、今回の論文の研究対象は“歯科衛生士”です!
(歯科衛生士でもタバコ吸う人がいるのかとツッコミが入りそうですが…^^;)
一般の患者さんより口腔ケアの知識があってプラークコントロールがしやすく、口腔衛生に対する意識が高いとされている歯科衛生士でさえも!!
喫煙による歯周病の進行は防げていなかったのです。
つまり、他の方は、よりリスクが高いのかもしれません…((((;゜Д゜))))
喫煙の影響が最初に現れるのは口腔内です。
タバコに含まれる一酸化炭素は組織への酸素供給を防いでしまい、そこに加え、ニコチンが血管を収縮させるので組織は更に栄養不足状態になります。
ニコチンはからだを守る免疫の機能も狂わせるので抵抗力が落ちてアレルギーがでやすくなります。
またタバコのヤニが歯の表面につき、歯がざらざらになるのでプラークやバイキンがつきやすくなり、状態を悪化させてしまいます。
全身のためにも、お口のためにも喫煙をしないことが必要になってきます。
歯周病は痛みがないので気がついたときには手遅れ、ということも…(>_<)
みなさんも、早めのケアをしてくださいね!!
『歯の痛み』はもちろんのこと『ホワイトニング』『インプラント』から『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』など、先端治療と快適な医院空間で幅広い年代層の方に満足していただける医院を創ります。
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