『豆知識』虫歯について
あけましておめでとうございます☆
キッズルーム完備&バリアフリー設計で
お子さまからご高齢の方まで安心して通っていただける歯医者、
ウィズ歯科クリニックの本吉です(^^♪
今回は虫歯についてのお話をさせていただこうと思います。
虫歯とは・・・
“歯に付着した細菌がつくりだす酸により、脱灰が進む疾患”
といわれています。
虫歯の原因は4つあるのをご存じですか?
①バイキン
②お砂糖
③歯やお口の中の状態
④時間 です。
①バイキン
ストレプトコッカス・ミュータンス菌とラクトバシラス菌が虫歯の広がりに関係しているといわれています。
②お砂糖
お砂糖は虫歯菌が好み、酸がつくりだされていまいます。
③歯やお口の中の状態
歯並びや歯の強さ、唾液の量などの状態により、リスクレベルが違います。
たとえば歯並びが悪ければ磨きにくく、プラークが残りやすいのでリスクが高いです。
また唾液は抗菌作用や自浄作用があるので元から少ない人や寝ているときは唾液量が減るので虫歯が進行していきます。
④時間
経過した時間です。
以上の4つが重なったときに虫歯になるといわれています。
また虫歯の分類も大きく分けて5つあるといわれています。
①CO
②C1
③C2
④C3
⑤C4
①COは虫歯になりそうなものです。
治療するまではいきませんが、気をつけてブラッシングを行っていかないと虫歯になってしまいます。当院ではフッ素を塗って予防を行っていきます。
②C1は虫歯になりたてのものです。歯の一番表面のエナメル質に限局した虫歯のことをさします。
こちらは白い詰め物で、一回の治療で治すことができます。
③C2は少し進行してしまった虫歯です。エナメル質をこえて、その下の象牙質まで達してしまった虫歯です。
こちらは大きさによりますが一回か二回の治療が必要になります。
一回:神経を保護するお薬を入れて、白い詰め物をします。
二回:型どりをして、二回目のご来院時に銀の部分的な被せ物(保険の場合)を入れるようになります。
④C3は歯髄と呼ばれる神経にまで達してしまった虫歯です。
こちらは神経を取り除く処置が必要になるので治療回数も大幅に増えてしまいます。根っこの治療というものです。
最終的に完全に歯を覆いかぶせる銀の被せ物(保険の場合)を入れるようになります。
⑤C4までいってしまうと歯冠が完全に崩壊して根っこだけになってしまった状態の虫歯です。
残った歯の状態によりますが、抜く場合が多いです。
その後の処置としてはブリッジ、入れ歯、インプラントという選択しかありません。
しかし、当院ではできる限りご自身の歯でお食事をしていただきたいので、抜くのは最悪の場合のみで、残していける治療を行っています。
虫歯になり一度治療をしてまうと、どんなに綺麗につめたとしても目に見えないような小さい隙間があるので、そこから細菌が入り込み、二次的に虫歯になりやすいといわれています。
また、乳歯や生えたての歯は抵抗力がなく、弱いので虫歯のリスクが高いです。
さらに、磨きにくいところ、たとえば一番奥の親知らず等も虫歯になりやすいです。
虫歯を予防するにはフッ素が大切です。
フッ素配合歯磨き粉や濃度の高い歯科でのフッ素塗布もおすすめしています。
虫歯のリスクが高い細かい溝には、シーラントという方法もあります。
シーラントを埋めることで小さい隙間にバイキンが入り込むのを防ぎ、虫歯になりにくくします。
虫歯は大きくなれば大きくなるほど痛みが強く、治療も大変になっていきます。
そうなる前に定期的に検診を行い、早めの発見、早めの治療、そしてできれば治療になる前に予防をしていくことが大切です。