『豆知識』歯・歯周組織の構造
こんにちは!
ウィズ歯科クリニック 本吉です(。・∀・。)ノ
今回は歯・歯周組織の構造についてのお話です\(^_^ )
お口の中の構造は大きく分けて6つに分かれます。歯・歯肉・舌・小帯・口蓋・歯周組織です。
歯はエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄からなっており、摂食・嚥下・発音などの役割を果たしています。
エナメル質は歯の一番外側の歯冠と呼ばれているところで、人間のからだのなかで一番硬いとされています。
象牙質はエナメル質の下にあるもので、外来刺激から歯髄を保護しています。しかし、生きた硬組織とも呼ばれており、歯肉が退縮して象牙質が露出すると高い頻度で象牙質知覚過敏症が生じ、しみる原因のひとつになります。
歯髄は血管を含んだ神経で、お口の中の感覚や栄養、修復や防御をしています。神経がなくなると周囲の色が変色したり、歯ももろくなってしまいます。
セメント質は歯根を覆っているもので骨とほぼ同じ硬さです。
以上が歯を構成しているものです。
さらに歯の周りには歯周組織と呼ばれるものがあり、歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質から構成されています。歯周組織は歯を支えるためにそれぞれの役割を担っています。
歯肉は歯と歯槽骨に付着している軟組織で、歯間乳頭・遊離歯肉・付着歯肉に分けられます。正常な歯肉は硬く引き締まっており、歯面に密着しています。また、歯と歯肉の間の溝を歯肉構と呼びます。
歯根膜は歯を取り囲んで歯と歯槽骨を結びつけている繊維性の結合組織です。歯を保持することや歯にかかった力を吸収する緩衝機能があり、触・圧・感覚作用も司っています。
歯槽骨は歯を支えるため歯根を囲んでいる骨です。刺激や糖尿病、免疫機能の低下などによって骨が吸収されます。
吸収されてしまうと歯の支えがなくなってしまうのでぐらつき、最後には抜け落ちてしまいます。
さらに先ほど説明したセメント質をいれた以上のものが歯周組織です。
お口の中には他に、舌・小帯・口蓋があります。
舌は粘膜で覆われている筋肉でできた器官で、食べ物の移送、嚥下、発音に大きな役割を果たし、味覚も司っています。
小帯は粘膜のひだのことで、上唇・下唇・舌の下・頬にみられます。
口蓋はお口の中の壁をなすもので、前から3分の2は骨があるため硬口蓋、奥の3分の1は骨がないので軟口蓋と呼ばれています。また、軟口蓋の後ろには口蓋垂と呼ばれる、一般的にはのどちんこと呼んでいるものがあります。
歯や歯周組織の構造についてお分かりいただけましたでしょうか。
構造がわかると歯科疾患の仕組みもよりご理解いただけるかと思います。
ひとつひとつの歯(組織)には意味があり、様々な役割を担っています。
歯がなくなり、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどになってしまうと食事の楽しさも減ってしまいますよね。
そうならないためにも予防がとても重要です!!
みなさんも一生使っていく歯を大切にしていってくださいね。
『歯の痛み』はもちろんのこと『ホワイトニング』『インプラント』から『保育士託児』『相談室でのカウンセリング』など、先端治療と快適な医院空間で幅広い年代層の方に満足していただける医院を創ります。
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