インプラント手術の一回法・二回法の違いとはなんですか?

こんにちは!イオンモール柏向かいにございます、ウィズ歯科クリニック歯科医師の小川です。

インプラントの手術方法には二通りあり、手術が一回で済む一回法と手術を二回行う二回法があります。インプラントを行う時にはできるだけ負担を少なくしたいですよね。

今回はインプラントの手術回数についてメリットとデメリットを比較してお話させていただきます。

 

インプラント二回法

インプラントの二回法とはインプラントの手術を行う時に歯ぐきを二回切開する方法です。

まず、インプラントをあごの骨に埋め込んでしっかりと定着するまで歯ぐきを閉じて縫合します。

しっかりとあごの骨とインプラントが定着したのを確認できたら、歯ぐきを再度切開してその上に土台をなるアバットメントを

装着します。そして歯ぐきが治癒できでから型取りをして被せ物を装着していきます。

 

【インプラント回法のメリットとは?】

ほとんどのケースで対応ができる

骨が少ないなど一回法では適応できるケースが限られていますが、二回法はインプラント治療のほとんどのケースで対応ができます。

・感染リスクが少ない

歯ぐきの中で定着を待つので、手術後の感染のリスクが起こりにくくなります。また、骨を再生する治療が必要な場合には二回法の治療で行います。

 ・インプラントに力がかかりにくい

インプラント体が歯ぐきの中に埋め込まれているので、食事などでかんだ場合の力がかかりにくい特徴があります。

 

【インプラント回法のデメリットは?】

 ・歯ぐきを回切開する必要がある

一回目のインプラントを埋入する時と違い、回目の手術では歯ぐきを切開してインプラントの頭を出すだけですが、それでも歯ぐきを切開するので患者様の負担が増えます。

 ・一回法と比べて治療回数が増える

当然、手術の回数が一回法より多いので通院回数は多くなります。

 

インプラント1回法

インプラント一回法はインプラント手術した後にインプラントの頭を出した状態であごの骨に定着するのを待ちます。あごの骨に定着後は被せ物を早い段階で装着できます。

 

【インプラント一回法のメリットとは?】

 ・サージカルガイドを使用するので切開を行わない

歯ぐきを切開する外科手術を行わないので、患者様の負担が少なくインプラント手術が可能です。また、治療回数も回法に比べて少なく治療ができます。

・手術時間も短縮できる

歯ぐきを切開、縫合する時間がないため、手術の時間を短縮できて負担を減らすことができます。

 

【インプラント一回法のデメリットとは?】

 ・骨が少ないと適応できない

インプラントの頭を出した状態で行い、回法に比べて感染リスクが高くなるので骨が少ないと適応ができないです。また骨が少ない時に行う骨増生の手術が必要な場合も適応外です。

・清掃が十分でないとトラブルになりやすい

治癒段階でもインプラントの頭が出ているので、きちんと清掃ができていないとトラブルがおこりやすいことがあります。

二回法は感染リスクを減らすことができますが、歯ぐきを回切開する必要があるので負担があります。

骨が十分にあると歯ぐきを切開、剥離しないでサージカルガイドを使用し最小限の穴で治療ができるフラップレスインプラントは一回法になります。

当院では無料のインプラント相談を行っております。どちらが適応になるかはお口の状態によっても異なりますので、お気軽にご相談くださいね。

 

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