反対咬合(受け口)の治療が必要なタイミングとは?
こんにちは!イオンモール柏向かいにございますウィズ歯科クリニックの日本小児歯科学会専門医の根本です。
お子さまの反対咬合(受け口)、気になりませんか?実は、反対咬合(受け口)には遺伝や生活習慣が大きく関わっていることが多く、そのままにしておくとが将来の歯並びを左右することもあります。この記事では、遺伝や生活習慣がどのように影響を与えるのかを詳しく解説し、自然に治る場合と治療が必要な場合の判断基準もご紹介します。大切なお子さまの健やかな成長を支えるために、ぜひ最後までお読みください。
反対咬合(受け口)の原因とは?遺伝や生活習慣が与える影響を詳しく解説
反対咬合(受け口)は、「遺伝」と「生活習慣」という二つの主な要因によって引き起こされます。以下では、それぞれの要因がどのように反対咬合に影響を与えるかを詳しく解説します。
遺伝が関係する反対咬合(受け口)
反対咬合は、遺伝的な要因が大きく関わっており、親から顎の骨格や歯並びを引き継ぐケースが多いです。両親のどちらかが反対咬合(受け口)の場合、子どもも同様の特徴を持つ可能性が高くなります。特に両親ともに反対咬合(受け口)の場合、そのリスクはさらに増加します。このため、早期から子どもの顎や歯並びを観察し、必要に応じて矯正治療を検討することが重要です。
生活習慣が反対咬合(受け口)に与える影響
生活習慣も反対咬合(受け口)に大きく影響を与えます。特に幼少期に見られる口呼吸や、舌が下に位置する「低位舌」といった問題は、顎の発育に悪影響を及ぼします。口呼吸が続くと、上顎の成長が遅れ、下顎が前に出ることがあります。これを防ぐためには、幼少期から正しい呼吸方法である鼻呼吸を意識し、舌を正しい位置に保つトレーニングが有効です。舌位トレーニングは、専用の器具を使用したり、専門的なアプローチを取ることで、顎の成長をサポートし、反対咬合の進行を予防できます。
反対咬合(受け口)は自然に治る?治療が必要かどうかの判断基準を解説
幼少期の反対咬合(受け口)は、成長に伴って自然に治る場合もあります。特に2〜3歳の子どもに見られる軽度の反対咬合(受け口)は、50%以上のケースで成長とともに自然に改善するとされています。これは、顎の成長によって自然な調整が行われるためです。しかし、すべてのケースで自然治癒が期待できるわけではありません。
3歳を過ぎても反対咬合(受け口)が改善しない場合や、噛み合わせに大きな問題がある場合は、早期に治療を検討することが重要です。特に噛み合わせが悪く、食事や発音に支障をきたしている場合、早めの対応が必要です。
自然治癒が期待できるケースと治療が必要な場合の判断
反対咬合(受け口)が自然に治るかどうかは、軽度かつ早期であることが条件となります。2〜3歳の子どもに見られる反対咬合(受け口)は、成長とともに改善されることが多く、心配する必要がない場合もあります。しかし、3歳を過ぎても改善が見られない場合や、顎が大きく前に出ている場合、さらには発音や食事に影響が出ている場合は、治療が必要です。定期的に歯科医に診てもらい、顎の発育状況を確認しながら、適切な治療時期を判断することが大切です。
反対咬合の治療法を比較!選択肢と治療の流れ
反対咬合(受け口)の治療法には、床矯正やムーシールド、マウスピース矯正などの選択肢があります。床矯正は、顎を広げるための取り外し可能な装置を使用する治療法で、特に成長期の子どもに適した方法です。成長に合わせて顎の幅を広げることで、正しい噛み合わせを促進します。一方、マウスピース矯正(インビザラインなど)は、透明な装置を使うため、目立ちにくく、日常生活に支障が少ないというメリットがあります。
治療期間は、床矯正が1〜2年、マウスピース矯正は約1年半〜2年が目安です。費用は治療方法や症状の進行によって異なり、30〜80万円程度かかることが一般的です。また、保険適用については症状や地域によって異なるため、事前に医院で確認することが重要です。
治療を始めるベストタイミングは?
反対咬合(受け口)の治療を始めるタイミングは、子どもの成長に大きな影響を与えます。早期に対応することで、将来的な噛み合わせや顎の健康に良い影響を与えることが期待されます。特に乳歯期に治療を開始することで、成長に合わせて自然な改善が見込まれることが多く、長期的な健康維持にもつながります。永久歯が生え揃う時期でも治療は可能ですが、できるだけ早期に治療を開始することが理想的です。
早期に治療を行うことで、将来的な噛み合わせや顔立ちに影響を与えるリスクを最小限に抑えることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。反対咬合(受け口)は、遺伝だけでなく、生活習慣が大きく関与していることがお分かりいただけたかと思います。特に、口呼吸や舌の位置などを改善することで、自然に治るケースも期待できますが、治療が必要な場合もあります。早めに判断し、最適な治療法やタイミングを見極めることで、お子さまの健康な成長をサポートすることができます。この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。
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