永久歯が生える順番と時期は?子どもの歯並びを守るための大切な知識

こんにちは!イオンモール柏の向かいにあるウィズ歯科クリニックの小児歯科医の根本です。

永久歯は一生使い続ける大切な歯ですが、生え変わりには個人差があり、不安を感じる親御さんも多いのではないでしょうか。「順番が違うけど大丈夫?」「乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない…」など、子どもの歯に関する悩みは尽きません。

この記事では、永久歯が生える平均的な順番や乳歯の役割を解説するとともに、生え変わり時に注意すべきポイントや家庭でできるケア方法について詳しくご紹介します。また、歯科受診のタイミングについても具体的に解説します。子どもの歯の健康を守る第一歩を踏み出しましょう!

永久歯が生える順番と乳歯の役割

永久歯の健康な生え変わりは、乳歯の健康状態と密接に関わっています。乳歯は永久歯が正しい位置に生えるための道しるべとなる大切な存在です。乳歯が健康で、正しいタイミングで抜けることが永久歯のスムーズな生え変わりにつながります。以下では、永久歯の生え始める時期と乳歯の重要な役割について詳しく解説します。

永久歯が生え始める平均的な時期と順番

永久歯の生え変わりは、一般的に6歳頃から始まり、最初に「6歳臼歯」と呼ばれる第一大臼歯が生えます。この歯は乳歯列の一番奥に生えるため、親が気づきにくいことがあります。その後、5~7歳頃に一番前の歯、続いて前から2番目の歯が生え始め、9~12歳頃に3~5番目の歯が揃い始めます。親知らずは20歳頃に生えることが多く、個人差が大きい部分です。

ただし、生える順番や時期には個人差があります。例えば、犬歯が遅れて生えると歯並びや噛み合わせに影響を与える場合があります。こうしたズレを早期に発見するためには、定期的な歯科検診が重要です。

乳歯が果たす大切な役割

乳歯は永久歯が正しい位置に生えるための「ガイド」の役割を担っています。乳歯がむし歯や外傷で早期に抜けると歯が寄ってきてしまい、隙間を埋めようと永久歯が生えるスペースが不足し歯並びが悪くなる可能性があります。また、乳歯が長く残りすぎると、永久歯が重なって生える二重歯列になる可能性もあります。

さらに、乳歯は咀嚼や発音、栄養吸収にも大きな役割を果たします。例えば、乳歯の前歯が欠けると発音が不明瞭になったり、食べ物をしっかり噛めなくなることで健康全体に影響を及ぼすこともあります。家庭での歯磨きや仕上げ磨き、フッ素塗布を活用することで乳歯を健康に保ち、定期的な歯科検診で管理することが重要です。

乳歯から永久歯への生え変わりで注意したいポイント

乳歯から永久歯への生え変わりは、正しい歯並びや噛み合わせを作るうえで非常に重要です。以下のポイントに注意して健康な生え変わりをサポートしましょう。

永久歯の順番が違う場合の歯並びや噛み合わせへの影響

永久歯の生える順番が一般的な順序と異なると、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。例えば、犬歯や奥歯が早すぎたり遅れたりすると、隣接する歯が動き、歯並びが悪くなる原因になります。

また、下の前歯が乳歯の後ろから出てくるのはよくある現象ですが、場合によっては乳歯を抜いたほうが良いこともあります。永久歯が正しい位置に生えるスペースを確保するためにも、こうしたケースは歯科医師に相談することが大切です。

特に乳歯が早期に抜けた場合、永久歯のスペースが不足し、正しい位置に生えないことがあります。こうした影響を防ぐには、定期的な歯科検診が欠かせません。歯科医師によるレントゲン検査で早期に異常を発見し、適切な処置を行うことで、歯並びが悪くなったり噛み合わせのズレを最小限に抑えることができます。

永久歯が埋まっている可能性と早期発見の方法

永久歯が埋伏歯として歯茎の中に留まっている場合、隣接する歯に影響を与えることがあります。この状態は特に犬歯や親知らずに多く見られます。放置すると隣接する歯を押し出し、歯並びが悪くなったり噛み合わせのズレを引き起こす可能性があります。

早期発見のためには、乳歯が抜けた後に永久歯が生えてこない場合、すぐに歯科医師に相談することが重要です。家庭では、歯茎が膨らんでいるか、歯並びのスペースが十分に確保されているかを観察しましょう。不安があれば早めに相談し、大がかりな治療を未然に防ぐことが大切です。

家庭でできる永久歯のケアと歯科受診のタイミング

永久歯を健康に育てるには、家庭でのケアと歯科受診のバランスが重要です。以下では、具体的なケア方法と受診のポイントを詳しく解説します。

良い歯並びを育てるために家庭でできるケアのポイント

正しい歯磨き習慣を身につけることが、永久歯の健康を守る基本です。歯ブラシを歯と歯茎の境目に当て、3分程度丁寧に磨きましょう。特に6歳臼歯など奥歯は磨き残しが多いので、親御さんが仕上げ磨きを行うことが大切です。

また、噛みごたえのある食材(生野菜や果物、煮干しなど)を取り入れた食生活は、顎の発達を促進し、永久歯が生えるスペースを確保します。一方で、甘いお菓子やジュースの摂取を控えることがむし歯予防につながります。さらに、指しゃぶりや舌癖などの習癖が歯並びに影響を与えることもあります。こうした癖に気づいたら、無理にやめさせようとせず、専門家のアドバイスを取り入れながら改善しましょう。

習癖について詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。

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歯科医師に相談するタイミングの見極め方

永久歯の状態や生え変わりに不安がある場合、以下のタイミングで歯科医師に相談することをおすすめします。

乳歯が抜けた後に永久歯が生えない場合

乳歯が抜けてから1年以内に永久歯が顔を出さない場合、埋伏歯の可能性があります。

永久歯の生える順番が違う場合

前歯や奥歯の生えるタイミングに異常が見られるときは、早期に診断を受けることが重要です。

噛み合わせに違和感がある場合

噛みにくいまたは歯が当たると痛みを訴える場合は、早期矯正の必要性があるかもしれません。

定期検診を通じて、歯科医師から適切なアドバイスを受け、将来のトラブルを未然に防ぎましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、永久歯の生える順番や乳歯の役割、そして生え変わり時の注意点についてご紹介しました。永久歯が健康に育つためには、乳歯の管理や家庭でのケアがとても重要です。

また、生え変わりの際に異変を感じたら早めに歯科医師に相談することも大切です。日々のケアと適切な受診を組み合わせて、お子さまの歯の健康をしっかり守りましょう。この記事がお役に立てれば幸いです。

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