人生100年時代の
予防歯科
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予防歯科の当院のコンセプト

これからの歯科医療は100年以上ご自身の歯で食事していただけるようにサポートしていく必要があると考えております。
当院ではお一人おひとりのライフステージ、また多種多様な価値観や生き方に寄り添ったオーダーメイドの予防プログラムをご提供します。

人生100年時代の歯の予防・メインテナンスは実は生まれる前から始まっています。

予防歯科の当院のコンセプト

予防とメインテナンスの大切さ

人生の後悔 健康部門

人生の後悔 健康部門01

人生の後悔 健康部門02

  • 1位歯のケアをしっかりしておくべきだった
  • 2位酒を覚えなければよかった
  • 3位医者の言うことを聞けばよかった

参考:プレジデント2012.11.12号掲載

予防歯科とは

予防歯科とは、歯科医院で行うプロケアと自宅で行うセルフケアです!
70歳で何本歯が残っているでしょうか。国別で比べてみると……

70歳で残っている歯の本数の比較

  • フィンランド25本
  • スウェーデン20本
  • アメリカ17本
  • 日本7本

定期検診受診率を比べてみると、予防先進国80~90%!日本2%!

定期検診受診率を比べてみると、
予防先進国80~90%
日本 2%

予防・メインテナンスのメリット

1.早期発見・早期治療
早く見つけて治療することで、より小さな治療で済むため費用と時間が抑えられます。
例えば、小さな虫歯であれば保険適用の白い詰め物で1本あたり1,000円程度(診察料、検査費等含まず)で済みます。
しかも治療は1回で治療は終了し、場合によっては麻酔の必要もありません。
発見が遅れて虫歯が神経まで進んでしまった場合は、根の治療に何度も通った上に保険適用の銀歯であっても総額10,000円以上かかることがあります。

予防・メインテナンスのメリット予防・メインテナンスのメリット

2.健康寿命をのばせる
自分の歯でしっかり噛むことは、認知症予防にもつながり毎日のお食事を楽しむことができます。
定期的に歯科医院でメインテナンスを受けている人と痛くなった時だけ治療に来る人では
年齢を重ねるごとに残っている歯の本数に大きな差が出ることがグラフを見ても明らかです。

1人平均残存歯数の比較

引用元:日吉歯科診療所調べ

ライフステージ別予防

マタニティ期〜0歳

マタニティ期〜0歳

妊娠による女性ホルモンの変化で、歯ぐきの腫れや出血などの炎症症状が起こりやすくなります。
それによって、歯周病が重症化するようなことがあれば低体重児出産や早産を引き起こすと言われています。
この時期に、お口の環境を整えておくことは安全な出産を迎えるために重要です。
また妊娠中に口腔内環境を整えておくことで、生まれてくる子どもへのミュータンス菌の母子伝搬を防ぐことも報告されています。

幼児期の予防

1.大人の虫歯菌を子供にうつさないよう注意する。

6感染は食器の共有(スプーン、コップなど)、口移しや回し飲み、大人が口をつけた食べ物の共有によって起こります。どれもついやってしまいがちな事なので注意が必要です。虫歯菌に感染する時期が早ければ早いほど虫歯菌のお口への定着リスクが上がります。

2.適切な食習慣も大切です。

6食事やミルクを摂ると虫歯菌が酸を出しお口の中が一時的に酸性になり歯を溶かしますが唾液の働きによって徐々に中和されます。しかし、糖分の入ったミルクやジュースなどを、間隔を開けずに摂取すると、中和が間に合わず歯が溶かされてしまいます。ダラダラではなく、時間を決めて与えることが大切です。それ以外の水分補給は、お水やお茶にするようにしましょう。

3.歯磨きや歯医者さんに慣れてもらう

6ホームケアとプロケアの両立はとても大切です。ホームケアでは、ガーゼや綿棒で拭うところから始めて歯ブラシに移行し、お口の中を触られることに慣れさせることが大切です。またプロケアで虫歯のチェックと、歯を強化するフッ素塗布することにより虫歯リスクを減らします。

小児期の予防

小児期の予防

1.生えたての永久歯は虫歯になりやすい

6歳ごろから第一大臼歯をはじめとする永久歯に生え変わっていきます。特に生えたての永久歯(幼若永久歯)は成熟した永久歯に比べて虫歯菌の出す酸に対して抵抗力が低く、また歯の溝も深く一般的に虫歯になりやすいとされています。したがってこの時期は特に定期的な受診が大切です。お子様本人と保護者へのブラッシング指導や歯を強化するフッ素塗布、歯の溝を埋めるシーラントが特に有効です。永久歯は一生使う歯です。虫歯になると治療はできますが人工物に置き換わるので削った痕は一生残ります。できるだけ削らないよう、そして削ったとしても最小限で済むようにしましょう。

2.予防矯正

特にお子様のクセに気をつけましょう。指しゃぶりや舌の癖、悪い姿勢やいつも口を開けているなどの悪習癖は歯並びだけでなく顎の成長に悪影響を及ぼすと言われています。これらを直すことで将来矯正が不要になったり、必要だとしても負担が軽くなったりします。当院では小児専門のドクターも在籍しておりますのでご指導させていただけます。また矯正が避けられない場合でも顎の成長が大きく、骨も柔軟なこの時期は永久歯を抜かずに矯正できたり、顎の成長を正しくコントロールすることで成人矯正より負担を減らせるのでとても有利です。

青年期の予防

1.歯周病予防

30代から特に歯周病予防が大切です。歯周病は歯を支える周りの骨が溶け、やがて歯が抜けてしまう病気です。歯周病が怖いのは痛みを伴わずに知らず知らずのうちに進行し気付く頃には末期であることが多いということです。歯周病菌は虫歯菌とは違うので虫歯知らずの方でも油断はできません。また歯周病は全身疾患と深い関係があるとされています。糖尿病、動脈硬化、腎疾患、骨粗しょう症、関節リウマチ、早産、妊娠高血圧腎症などです。歯周病とこれらの疾患には相関関係があると報告されています。また、口臭の原因がお口に存在する場合は歯周病予防は効果的です。成人期の歯科医院で受けるプロケアは主に歯周病予防に重点を置いています。歯周病の原因とされているプラークや歯石は時間が経てば必ずまた付きます。3ヶ月に一度は歯科医院でのプロケアを受けましょう。

2.虫歯予防

フッ素は子供のためというイメージがありますがそうではありません。大人になっても定期的なフッ素塗布は必要です。特に虫歯リスクの高い方にはフッ素入り歯磨き剤でのセルフケアと歯科医院で行うプロケア(高濃度フッ素塗布を含む)がとても有効です。特に歯に詰め物や被せ物をしている方は二次的な虫歯になりやすいので虫歯リスクが高いと言えるでしょう。

シニア期の予防

シニア期の予防

1.唾液が減少する

加齢現象や服用している薬の影響で唾液の分泌が減ります。唾液には汚れを洗い流したり、虫歯菌によって酸性になった状態を中和する機能があります。その唾液が減少することによって虫歯のリスクが上がります。また歯周病などにより歯ぐきが下がるとエナメル質で守られていない歯の根の部分が露出し、より虫歯になりやすくなります。当院では歯を強化する高濃度フッ素塗布やフッ素入り歯磨き剤のご提案も行っております。

2.歯周病が悪化しやすい

骨粗しょう症や糖尿病の全身疾患は歯周病を悪化させることが分かっています。また逆に歯周病が原因で動脈硬化を起こしやすくなるという報告もあります。歯周病の悪化を放置しておくとやがて歯が抜け落ち、その失った歯の負担を他の歯が担うことになってまたその歯も抜け落ちてしまう負のスパイラルに陥りかねません。歯周病をこれ以上進行させないためにもセルフケアと歯科医院でのプロケアが欠かせません。

3.オーラルフレイル予防

健康寿命を延ばすために早期からの健康作りとフレイル対策が重要視されています。フレイルとは要介護状態の前段階を指す概念ですが、しかるべき対応をすることによって“機能回復も見込める”段階となっています。またそれとは別にお口の機能低下を「オーラルフレイル」といって噛む力の減少などを指します。このオーラルフレイルの進行を防ぐことは、全身のフレイルの進行にも影響を与えるので、これからの予防歯科には欠かせません。どんなにご自身の歯が残っていても、どんなに立派な入れ歯が入っていても、お口の機能が衰えれば、ご自身のお口で食事をするのは、やがて困難になってきます。寝たきりにならないためにも、お口の機能維持はとても大切です。

4.誤嚥性肺炎予防やインフルエンザ予防

誤嚥性肺炎とは食べ物や唾液などが誤って気道内に入ってしまうことから発症する肺炎のことを指します。当然お口の中が清潔でないとそのリスクは高まります。また清潔に保つことはインフルエンザなどの感染症にも予防効果があることが分かってきました。ご自身では清潔に保つのが難しい部分は歯科医院でのプロケアが必要です。

当院の予防処置

当院では歯のトラブル予防のため、次のような処置を行っています。なお、患者様一人に専任で歯科衛生士が担当する「担当衛生士制」を導入しています。口腔内のわずかな変化も把握できるため、より効果的な予防が可能となります。

歯みがき指導

歯みがき指導

日常の歯のケアの基本は、毎日の適切な歯みがきです。患者様のお口に合った歯ブラシを選び、正しい歯のみがき方を指導いたします。適切な歯みがきにより、ごく初期の虫歯や歯周病なら治る場合もあります。

フッ素塗布

フッ素塗布

歯質を強化するはたらきのあるフッ素を歯の表面に塗布して、虫歯を予防します。また、再石灰化を促すはたらきもあるため、ごく初期の虫歯なら治る場合があります。

PMTC

PMTC

専用の機器を用いた歯のクリーニングです。日常の歯みがきでは落とし切れない歯垢や歯石を、担当の歯科衛生士が徹底的にクリーニングします。定期的に受けることで、歯本来の美しさを取り戻すことも可能です。

咬み合わせチェック

咬み合わせチェック

咬み合わせの乱れは、見た目だけでなく、全身の健康にも悪影響をおよぼします。当院では咬み合わせをチェックし、何か問題があったときは矯正治療をご提案します。

生活習慣指導

生活習慣指導

虫歯や歯周病は、直接の原因である細菌のほかに、食事の摂り方や歯みがきのタイミングなど、生活習慣も影響していることがあります。口腔内の健康を保つために、生活習慣のアドバイスをいたします。

定期検診を受けましょう

定期検診を受けましょう

もともと人には、病気やケガをしたときに発揮される自然治癒力があります。ただ、残念なことに、「歯」だけは例外。自然治癒力のない唯一の組織なのです。歯はトラブルを重ねれば重ねるほど、弱くなっていきます。そのため、口腔内の健康を保つためには定期検診を受けて予防に努めることがとても重要です。トラブルが出てからの治療ではなく、トラブルが出る前の予防で、健康な口腔内を保ちましょう。

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